記念すべき初ライブ当日。
相方が夫ということもあり、家を出発してもなかなか実感が湧いてきません。
その頃の私にはGLAYの良さを分かち合う友達が1人もいなかったのです。
新宿駅に着いた時、コスさんを発見!ようやく本当にGLAYのライブに行けるのだという実感が湧いてきました。
そしてライブ会場の西武球場に到着。
ほとんどの人が友達と来ていて本当に楽しそう。
私はというと、無言でグッズの列に並び、無言で席に着き、無言で開演時間を待っていました。
楽しいはずなのに本当に暗かったです・・・。
相方の夫はというと、A型の彼らしく食べ物や飲み物の心配、トイレの場所の確認と忙しくしておりました。(笑)
開演時間になりスクリーンにTERUの姿が!
一瞬VTRかと思いましたが、すぐに舞台裏の様子を写していることに気付き思わず「生だ!」と叫ぶや否や私の目からは滝のような涙が・・・。
曲が始まり私も、みんなに合わせて手を大きく振りました。ようやく私もライブビデオで何度も見た、あの光景の仲間入りです。
このスタジアムツアーのオープニングの演出は本当に感動的で、今でもその光景が目に焼きついています。
翌日、私は完全な"フヌケ"状態でした。
もちろんファイナルのチケットなどあるはずもなく、ボケーっとしていました。
「今度はいつ逢えるんだろう・・・」
頭の中はGLAYとTERUのことでいっぱいです。淋しくて淋しくてたまりませんでした。
ボーっとしながらCDを聴きビデオを見ながらライブの帰りに買った"日経エンタテイメント!"のアンケートを書いていました。GLAYが表紙と巻頭の号です。
アンケート用紙をFAXで送信し、しばらくすると電話が鳴りました。
出てみてビックリ!なんと"日経エンタテイメント!"の編集部の方からでした。
「アンケートありがとうございました。今日は編集部はお休みなんですが1人で留守番をしていたところにFAXが流れて来たんで・・・ライブどうでした?」
「もう〜オープニングの演出が最高でした!」
「僕は真駒内で見たんですが、すごい盛り上がりでした〜ところで今回のGLAYの記事でどれがよかったですか?」
「井ノ口社長の記事が読みたくて買ったんです」
「ほぉ〜それは通ですね!主婦のファンの方多いですね」
「私まだ友達がいないんですよ〜だから淋しくて・・・」
「TERU MEのHPとかの掲示板には40代50代の人も来てますよ!頑張って!」
「そうなんですか?ありがとうございます!」
「今〜手元にGLAYのポラがあるんですよ〜プレゼントの・・・」
「えっ!?ください!内密に!」
「いや、やはりこれは抽選ということで・・・楽しみにしていて下さい!」
ちょっと、がっかりしましたが、彼との会話でだいぶ元気が出てきました。
本当の"フヌケ"状態から脱出させてくれたのは、やはり彼。TERUでした。
スタジアムツアー終了後、最初の水曜日。
「TERU ME NIGHT GLAY」
BAY FMの受信は無理だと思い、それまでずっと聴いていなかったのですがラジカセを外に出すとキレイに入ることがわかったのです。
ベランダでヘッドフォンをし暗闇で、じっとしているのは変体のようで少々嫌でしたが・・・。
この日の話題はファイナル後、東京へ戻るまでの、お話でした。
古いワゴン車にTAKURO・HISASHI TERU・JIROと分かれて乗り込みアマチュア時代にお世話になった貸しスタジオのマスター一家に会いに行ったと言うのです。
そして、その後はTAKURO宅で飲み会。TERUは明日のレコーディングに備えて帰宅。
それを方言混じりに楽しそうに話すTERU。
私の想像とまるで違いました。
GLAYご一行は高級外車に乗り込み行きつけの高級クラブで派手に打ち上げ。そしてメンバーは仕事を離れると口も聞かずに、それぞれ海外のバカンスに飛び立つ。
なんだか漠然とそんな風に勝手に想像し手の届かない別の世界の人達なのだろうと思い淋しかったのです。
それがどうでしょう・・・。
なんて素朴なんでしょう。なんて義理堅いのでしょう。
ライブの翌日にレコーディング?
なんてありがたいのでしょう・・・。
この時、ふと何かの雑誌に載っていたD.I.E.ちゃんのメンバーへの言葉を思い出しました。
"周りの状況は変わったけれど、中にいる6人の関係は全然変わらない。函館から持ってきた自分達のカッコ良い部分、カッコ悪い部分を宝物のように大切にしてる― それがとても嬉しい―"と・・・。